四壱さんの昔話「回復」
2008/05/28 Wed 14:14:51 [edit]

画像:私のベッド毛布を床に引きずり落として寛ぐ四壱さんの寝姿
獣医の先生から言われた事は、治癒には半年から一年ぐらいかかるという事。
その間、猫の安静をいかに保てるかが回復の鍵らしい。
それを厳守しないと骨がいびつにくっ付いてしまい、生活にも支障が出てきてしまうという。
人と違って、猫には本もテレビも音楽もない。退屈な毎日を過ごさせる事になるのは忍びないので、家にいる時は四壱さんと遊ぶように心がけた。
猫の寿命は平均10~16年。その中の一年近くとなれば、人間にすれば5年近くだろうか?
それも子猫の時期を闘病で過ごさなければならないとは・・・。
しかし、子猫の順応能力と自然治癒能力の高さは想像以上でした。
最初の頃は薬が切れると痛みで鳴いたりしてたものの、1ヶ月もすると痛みを訴えるような鳴き声もなくなり、食欲も旺盛に。
痛み止めと化膿止めの粉末薬も、はじめはエサに混ぜてやっと食べる程度でしたが、本能的に「痛みを消してくれる」と理解したのか、エサの上にふり掛けるだけで舐めてくれるように。
2ヶ月もすると、小屋の中を「自分の部屋」といった感じでくつろぎながら、ベッド代わりのタオルのほつれ糸にジャレて遊ぶように。体勢を替えても痛そうな様子もなくなりました。
3ヶ月目にはヨタヨタとしながらも上半身を起こして、お座りの体勢に。
そんな感じで月日は流れて、半年近くになると・・・
なんと後ろ足も立ち上がり、4本足で歩き回れるように!
体も大きくなってきて小屋も狭くなったので、少し大きめの小屋を作成。
四壱さんを新しい箱に移すと、ちょっとビクビクしている様子。
『ここどこ!?ワタシの部屋じゃないよ!?』
みたいな感じです。
しかし暫くすると、広さに満足したのかベッドで寝始める四壱さん。
もう大分体の調子も良くなったようで、トイレも自分で出来るようになりました。
そういえば四壱さんは賢い子で、拾ってきた当初から教えるまでもなく砂場でトイレをしていました。私が拾った猫の中でもかなり賢いかもしれません。
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テーマ: 猫のいる生活
ジャンル: ペット
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この記事に対するコメント
No title
初めまして。以前、うちの猫(今はもういませんが)、生まれて数ヶ月で交通事故に合い、下半身不随となりました。
獣医からは、「歩くようになるのは無理」と宣告されましたが、半年後には、足を引きずりながらとはいえ、歩くようになり、ネズミも一人で捕まえるまで回復しました。
懸命に生きる姿を見てると、生きる意志と治癒力はすごいと改めて感じました。
URL | ホノミ #-
2008/05/28 23:03 * 編集 *
No title
コメントありがとう御座います^^交通事故ですか・・・私も、実家で前に飼っていた猫が事故に遭って、病院連れていったら猫エイズで・・・事故で体力と免疫が低下して、そのまま・・・。
それでも最後まで諦めないで生き抜こうとする姿勢には涙しました。
URL | カンジロウ #-
2008/05/29 11:08 * 編集 *
No title
初めまして♪ニコニコから来ました☆
子猫を拾った動画をみて、思わず泣きそうになってしまいました。
うp主さんは苦しんでいる猫ちゃんをつきっきりで看病してあげられる優しさをもっているんですね。
本当に素敵です☆
私も・・・少しでもいいから小さな命を助けてあげられる人間になりたいです。
また来ますね♪
URL | bobo #-
2008/06/03 15:36 * 編集 *
No title
コメントありがとうございます^^私の場合、優しさよりも『責務を果たす』という概念が強いとは思っています。
「拾ったからには、この子の人生を担う責任がある」と考えているので・・・。
拾った仔猫の動画をアップしたのも、自分への枷を嵌める意味もあります(公に「拾いました」と公言すれば、周囲からのプレッシャーを浴びる為、無碍には出来なくなる)
もっとも、生粋の猫好きなんで無碍にしたりはしないんですけどね
URL | カンジロウ #-
2008/06/05 15:05 * 編集 *
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